仁川の春に咲く、満開のさくら 〜桜花賞〜

過去2年のブログでも話しましたが、桜花賞外厩の要素が強いレース。

外厩で見る桜花賞

・ノーザンF天栄

過去の「天栄」は、ルージュバックメジャーエンブレム、アエロリットと出走させてきたが、本番で全て圏外。共通点は2月のレースのきさらぎ賞クイーンCを使ってからの桜花賞

じゃあどうすれば勝てる?もっと間隔をあければいい!

これが答え。シンザン記念や朝日杯からのローテでアーモンドアイとグランアレグリアは簡単にクリア。

つまり、年明け初戦の直行ローテもしくは間隔をあけることができる1月からのローテじゃないと天栄馬は来ない。

昨年は、直行ローテのサトノレイナスフェアリーSから直行してきたファインルージュは馬券圏内。しかし、クイーンCを使ったアカイトリノムスメは馬券圏外という結果でした。

・今年の天栄馬

フォラブリューテ 前走 紅梅ステークス

プレサージュリフト 前走 クイーンC

ラズベリームース 前走 アネモネS

対する「しがらき」はどうなのか?

・ノーザンFしがらき

昔から王道ローテはチューリップ賞でした。

ですが、チューリップ賞からのしがらき馬は安定感はあるけど勝ち切れない。

シンハライトリスグラシュー、ラッキーライラック、リリーノーブル、ダノンファンタジー、レシステンシアなど

チューリップ賞を使ったけど勝てなかった馬たちです。

これらの経験を経て、しがらき馬もチューリップ賞を使わず間隔をあける使い方を試してきました。それが、2019年のクロノジェネシスチューリップ賞ではなく 少しでも間隔をあけて外厩を使えるようにクイーンCを選択。それでも勝てなかった。

じゃあどうする?「天栄」と同じく直行してみる?

リアアメリアでは失敗しましたが、昨年ソダシでクリア。

このように、「天栄」、「しがらき」ともに使わないが正義、間隔をあけるのが王道というのが確立しました。

・今年のしがらき馬

ナミュール 前走 チューリップ賞

ベルクレスタ 前走 クイーンC

アルーリングウェイ 前走 エルフィンS

サブライムアンセム 前走 フィリーズレビュー

現在1番人気のナミュールですが、チューリップ賞を使わず直行で桜花賞へ行きたかったはず、でも使わないと賞金的に桜花賞へ出走できない。仕方なく出走させて勝っちゃいました。今の流れ的にチューリップ賞を使った時点で勝つのは厳しい。そして、横山武史はレシステンシア、エフフォーリアと1番人気を飛ばし続けているという、、

・ノーザン外厩馬以外の馬たち

一時期、芝のGIレースはノーザン外厩馬しか勝たないノーザン外厩馬1強時代でしたが、ココ1年で流れが変わってきました。コントレイル、デアリングタクトの3冠を皮切りにオークスではユーバーレーベン、菊花賞でのタイトルホルダーなど、クラシックでノーザン外厩馬以外でも勝てるようになってます。阪神JFもノーザン外厩馬ではないサークルオブライフが勝ちましたし、年明けの3歳重賞はノーザン外厩馬以外の馬が重賞を勝ち続けていました。

ですが、やはりココは天下のノーザンファーム。クラシックで重要度の高い重賞、クイーンC共同通信杯チューリップ賞フィリーズレビューフラワーCと連勝開始。クラシックさえ間に合えば大丈夫。やはりココは普通にノーザン外厩馬が勝つかなと。

これらを踏まえて予想

普通にノーザン外厩馬が勝つと思う。そして、しっかり間隔をあけた馬はこの馬しかいない。

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◎◎◎◎フォラブリューテ◎◎◎◎

外厩:ノーザンF天栄

紅梅ステークスからの直行ローテ

先程も話した通り、ノーザン外厩馬は間隔をしっかりあけないとダメ。これをクリアしてるのはこの馬だけ。

天栄有力馬のローテーションの組み方は非常に分かりやすい。

① 6月~夏デビューなら

新馬→秋に1回使う→2歳GI→直行クラシック

② 秋デビュー、デビュー戦で取りこぼした馬なら

新馬→年明けに1回使う→直行クラシック

フォラブリューテは①パターンでクラシックのはずが、アルテミスSでまさかの取りこぼし。これにより②パターンに変更。

逆に②パターンでクラシックを目指していたラスールはシンザン記念で惨敗して離脱。

このように2パターンしか存在しない。

パターン②の場合、1番の期待馬はシンザン記念を使う。だからラスールをシンザン記念に出走させたし、今年1番の期待馬はラスールだったのは間違いないです。ですが惨敗。シンザン記念という選択肢はアーモンドアイ級なら余裕で突破できるけど、やはり牡馬混合の重賞レースは牝馬にとって過酷。

そこで天栄が目をつけたのがフェアリーS紅梅ステークス。こっちは牝馬限定戦だし、勝てば賞金も足り、間隔を十分にあけられる。昨年、フェアリーSを勝ったファインルージュは桜花賞で3着。紅梅ステークスを勝ったソングラインは桜花賞こそ惨敗したもののNHKマイルCで2着としっかり成績を残しています。

そして、調教師の宮田敬介。2020年に開業したばかりの厩舎ですが、グレートマジシャンを筆頭に、期待度の高い天栄馬はこの厩舎に行く流れになってます。藤沢厩舎にいたラスールが蛯名厩舎ではなくこちらに転厩、今年の3歳世代もこの馬を初め、インダストリアやドゥラドレースなど強力な天栄馬が宮田厩舎にはいます。それもそのはず、天栄場長の木実谷場長とは旧知の仲。天栄の強力なバックアップで好成績を残しています。

天栄1stジョッキーのルメールを確保してきての参戦ということからもこの馬の期待度の高さが伺えます。

・ローテーション完璧

・天栄の強力なバックアップがある宮田厩舎

ルメールを確保

この馬しか考えられないんですよ。

想定では5~8番人気かと思ってたんですけどまさかの現在13番人気。

天栄×ルメールでこの人気っていつぶりですかね?フィエールマンの菊花賞。いやそれよりも人気がない。こんなに美味しいとは思ってませんでした。

対抗は、アルーリングウェイ

前走 エルフィンステークス

直行ローテ以外だと関西馬・しがらき馬が使うレースってクイーンCチューリップ賞くらいしかない。先程も話しましたがクイーンCだと関東への輸送があり、チューリップ賞だと間隔が短い。輸送がなくてある程度間隔をあけられるレースってエルフィンステークスだけ。

このレースから直行してきたデアリングタクトが桜花賞を勝ったように、しがらき馬がエルフィンステークスを使って直行してくるパターンは非常に怖い。

そして、藤岡健一厩舎で藤岡佑介。先週の大阪杯で人気馬を飛ばしたけど、飛ばした次の週に来て、今週来るのかよ!パターンって結構あります。前走時計も優秀で、怖い1頭。

ナミュール

横山武史が2週連続で飛ばしてるのが気になりますが、普通にゲート出れば普通に来るはず。

ただ、今の横山武史のメンタル的な問題でゲートでやらかす可能性もゼロではない。

チューリップ賞を使ったしがらき馬で馬券外になったのはダノンファンタジーのみで、勝てないけど安定感はある。

馬よりも騎手の方が不安ですね、、

印にすると

◎◎◎◎フォラブリューテ◎◎◎◎

〇アルーリングウェイ

ナミュール

△サークルオブライフ

△スターズオンアース

ライラック

△パーソナルハイ

こんな感じですかね。