オーナーとトレーナーの夢を乗せ、牡馬を交えての3歳の頂点へ ~東京優駿・日本ダービー~

まず、日本ダービーというのは

 

全ての「条件」が揃った馬が勝つもの

 

なんです。

 

その「条件」とは

外厩」「騎手」「厩舎」「種牡馬

この4つの「条件」で全てが揃ってないと勝てない。

それが日本ダービーです。

 

まず1つ目 外厩

 

kanomisaku.hatenablog.com

 

外厩」に関しては週中のブログで全てお話したのでそれを見てください。

 

2つ目「騎手」

「前走から乗り替わりはダービーを勝てない。」

有名なジンクス

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前走から乗り替わりでダービーへ出走してきた馬、全てを調べました。

見ずらくて申し訳ない。

【0.9.8.169】勝率0% 連対率4.8% 複勝率9.1%

この中には実力馬もたくさんいます。

ハーツクライシンボリクリスエス

最近ではサートゥルナーリアがそうでした。

・今年、乗り替わりでダービーに参戦してくる馬

アドマイヤハダル

ラティアス

グレートマジシャン

シャフリヤール

タイムトゥヘヴン

ディープモンスター

バジオウ

ラーゴム

レッドジェネシス

この馬たちが勝つのはかなり厳しいのかなと。

 

3つ目「厩舎」

ダービーを勝つには厩舎力が必要

現代競馬は、天栄・しがらき 外厩を使うのが主流ですが、ダービーに限っては厩舎力が必要不可欠なんです。

ここ数年、ダービーを勝った厩舎

2011年 オルフェーヴル 池江泰寿

2012年 ディープブリランテ 矢作芳人

2013年 キズナ 佐々木晶三

2014年 ワンアンドオンリー 橋口弘次郎

2015年 ドゥラメンテ 堀宣行

2016年 マカヒキ 友道康夫

2017年 レイデオロ 藤沢和雄

2018年 ワグネリアン 友道康夫

2019年 ロジャーバローズ 角居勝彦

2020年 コントレイル 矢作芳人

全てが、外厩に頼らないでも結果を残してきたトレーナーです。

ブラストワンピースもダノンキングリーも人気で勝てなかったのには外厩に頼りっぱなしの厩舎に原因があると思ってます。

 

4つ目種牡馬

ディープインパクトキングカメハメハ

近年、この2頭の種牡馬しか勝ち馬が出ていません。

2頭とも亡くなってしまったのでいずれは変わると思いますが、

「ダービー馬はダービー馬から」

という格言は間違ってないのかなと。

 

この4つの「条件」を全て満たした馬がダービーを勝ちます。

 

今年の有力馬

エフフォーリア

エピファネイア産駒

外厩 ノーザンF天栄

夏の早い内に使って1勝し外厩に戻す、秋以降に1回使って外厩に戻す、3歳重賞を使って外厩に戻す、皐月賞を使って外厩に戻しダービーへ

この、外厩を駆使した省エネローテーションでダービーを勝つ。

この下地は十分ですし、共同通信杯皐月賞の勝ち方を見ても強いのは事実。

そして1枠1番を引くという。

死角はないのか?

いや、ある

騎手と厩舎力が全くと言って良くない。

横山武史騎手は確かに上手いですが、まだ若手のホープ

ジョッキーの勢いだけでダービーを勝つなんて甘い話かなと。

そしてもう1つが厩舎力

天栄に頼りっぱなしの鹿戸厩舎です。

ローテーションなどは完璧です。

が、騎手と厩舎力でマイナス点が多いんですよね。

ディープインパクトキングカメハメハの血がない

というのも不安要素の1つではあります。

エピファネイアはダービーで2着

母父 ハーツクライもダービーで2着

祖父 シンボリクリスエスもダービーで2着

うん。2着な血統してますね。2着な気がする。

 

・グレートマジシャン

ディープインパクト産駒

外厩 ノーザンF天栄

こちらもエフフォーリアと同じくノーザンF天栄

ブラストワンピースと同じローテーション

皐月賞を捨て、別路線経由でダービーを勝つ

天栄がダービーを勝つために実行しているローテーション。期待度はかなり高いはず。

外厩種牡馬は完璧

なんですが、、

問題なのがエフフォーリアと同じく厩舎力と騎手

昨年、開業したばかりの宮田厩舎です。GIどころか、重賞も勝ったことがありません。

そして、C.ルメールに捨てられてしまいました。

この時点でアウト

 

逆に厩舎力が無くてもダービーを勝てる時代

それは今、ノーザンファームが1番目指していることなのかもしれませんが。

 

・シャフリヤール

ディープインパクト産駒

外厩 ノーザンFしがらき

皐月賞を捨てる別路線組のパターン

こちらはしがらきです。

過去にダービーを勝ったことのある藤原英昭厩舎

外厩種牡馬・厩舎

3つ完璧、、、惜しい。

残念ながら騎手でアウトになってしまいました。

前走乗っていた川田将雅騎手から福永祐一騎手への乗り替わりなんです。

テン乗りじゃないから大丈夫!!

という訳にもいかない。

この乗り替わりのジンクスは永遠に破られないと思ってます。それくらいダービーでは重要なことなんです。

 

という訳で。

 

本命馬は

 

この馬に

 

なります。

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◎◎◎◎サトノレイナス◎◎◎◎

外厩

桜花賞2着の後、在厩調整のパターンでここまで来ました。

昔からの王道の在厩調整

天栄へ戻さず、在厩で極限まで仕上げる。追い切りも強目にやって、鍛えて鍛えてダービーに臨むこのパターン。

同じ天栄のエフフォーリアは天栄に戻してのダービー参戦ですが、サトノレイナスは天栄に戻す選択肢があったにも関わらず在厩調整を選択しました。

 

「騎手」

桜花賞から引き続きC.ルメール

グレートマジシャンでダービーの可能性もあったのにそれを捨ててサトノレイナスに乗ります。

 

種牡馬

ディープインパクト産駒

結局のとこダービーにはディープの血が必要不可欠なんですよね。

 

「厩舎」

国枝栄厩舎

牝馬ではアパパネやアーモンドアイで3冠を獲っています。

そして、国枝厩舎の厩舎力が本当に素晴らしい。

昨年の秋華賞菊花賞
今年の天皇賞・春ヴィクトリアマイルオークス
その全てが在厩調整で圏内に来ました。

この春、国枝先生が在厩調整にこだわってGIに出走させてきたこと。

それは、サトノレイナスのダービーのため

やっぱりダービーを勝つには外厩に戻すのではなく在厩で仕上げないと勝てないことが分かってるんだと思います。

 

ダービーを勝つために必要な4つの「条件」

サトノレイナスは全て満たしました。

 

昨年のダービーは、サトノレイナスの兄 サトノフラッグを私は本命にしました。

まさか、1年後にその妹のサトノレイナスをダービーで本命にするなんて…

これも何かの縁なのかなと。

 

里見オーナーの夢

サトノクラウンで3着

サトノダイヤモンドでハナ差の2着

共にC.ルメールの手綱でした。

あと一歩まで迫ったが、届かなかったダービーの栄冠

 

国枝厩舎の悲願

アーモンドアイでダービーに出走したいと言っていましたが、それをノーザンFが許さなかった。クラブ馬というのもあったと思いますが、アーモンドアイをダービーに出走させるというのが実現できませんでした。

今回のサトノレイナスは個人馬主。

そして、あのノーザンFが出走を認めたんです。

それほど「自信」がある。

ということです。

 

そしてコレ

f:id:kanomiSaku:20210530004112j:image 国枝厩舎は牝馬を育てるのが上手い

国枝厩舎の牝馬

ディープインパクト産駒

C.ルメールが騎乗

これだけで連対率100%なんです。

 

里見オーナーの夢 国枝厩舎の悲願

サトノクラウンサトノダイヤモンドの雪辱

 

里見オーナーと国枝先生のダービーへの願望を前に

牝馬だけどダービー制覇への夢が見れるサトノレイナスという馬が現れた。

サトノレイナスが2人の夢を叶えてくれるよ。

全てはこの日、この時のため

ウオッカ以来14年ぶり牝馬のダービー制覇へ

 

正直な話、枠順を見て絶望しました。

ピンク帽を見てかなり落ち込みました。

本命馬を変えようとも考えました。

確かに枠順って大事、そんなの分かってる。

2017年のダービーは大外枠でも勝てると信じてアドミラブルを本命にして勝てなかった。
逆に2018年は枠順見てワグネリアンからキタノコマンドールに変えて痛い目を見た。

どっちに転ぶか分かりません。
けど
ダービーだもん
自分が信じた馬を最後まで信じたいよね。

 

皆さんはどの馬を信じますか?

私はサトノレイナスとC.ルメールを信じます。