2歳GIで馬の能力がハッキリしないからこそ外厩が重要な予想ファクターになるんです。
まずは過去の阪神JFから
2015年
勝ち馬 メジャーエンブレム
外厩 ノーザンF天栄1走目
鞍上はC・ルメール
この年からM・デムーロと共にJRA所属となりました。
ノーザン期待馬にはこの2人に騎乗させるシステムが確立。
実際にこの年の朝日杯もミルコ騎乗のリオンディーズが勝利
2016年
勝ち馬 ソウルスターリング
外厩 山元TC1走目
この頃の社台はルメールが乗ればまだ戦えてました。
2着がしがらきのリスグラシュー
出遅れがなければ、武豊が乗れていれば、、
もしかしたら勝ててたのかも。
この辺りから香港国際競走とこのレースが被り騎手の問題が発生します。
2017年
勝ち馬 ラッキーライラック
外厩 ノーザンFしがらき1走目
香港国際競走による騎手問題
外国人ジョッキーなどが不足する問題
であれば、もう陣営としても騎手を育てるしかない。
それを解決させるために選ばれたのが石橋脩
初戦から石橋脩固定。関西馬で松永幹夫厩舎の馬です。
にも関わらず最初から鞍上は石橋脩。
しっかり勝ちましたね。2着もしがらきのリリーノーブル
2018年
勝ち馬 ダノンファンタジー
外厩 ノーザンFしがらき2走目
2着は北村友一騎乗でしがらきのクロノジェネシス しがらきでワン・ツー
前年のラッキーライラック石橋脩と同様に、クロノジェネシスは北村友一が初戦から固定。
このノーザンFの専属関係が作られました。
僕はクロノジェネシスが嫌いになりました。
2019年
勝ち馬 レシステンシア
外厩 ノーザンFしがらき1走目
去年勝てよ。。
逆に1番人気に支持された同じくしがらきのリアアメリアが負けるという。。
このように、外厩の影響、変化をモロに受けるのが2歳世代なんですよ。
そして、やっぱり強いのが天栄・しがらき
天栄はルメールが必須条件
牝馬なのにルメールが乗れるからという理由でグランアレグリアを朝日杯へ回すこともしてましたよね。
一方しがらきは、石橋脩+北村友一としっかり騎手を育ててしっかり勝ち切るところまで行きました。
今年はどうなのか??
まず今年の2歳重賞成績を見てください。
※〇の中の数字は何走目か示している。
やっぱり天栄・しがらきの2強ですよ。
今回のノーザン外厩馬
サトノレイナス ノーザンF天栄①
インフィナイト ノーザンFしがらき①
メイケイエール ノーザンFしがらき②
ソダシ ノーザンF空港③
ジェラルディーナ ノーザンFしがらき②
サルビア ノーザンFしがらき③
そしてもう1つ。2歳GIで在厩調整は×
在厩調整で2歳GIを勝った例は3つしかなく。
2018年 朝日杯FS アドマイヤマーズ 友道厩舎
2017年 朝日杯FS ダノンプレミアム 中内田厩舎
中内田厩舎と友道厩舎のみ。
この2人は今の外厩競馬とは全く逆で在厩調整でしかGIを勝ったことがありません。
昨年の同レースもリアアメリアは在厩調整でボロ負け 逆にしがらきへ短期放牧したレシステンシアが圧勝
それほど中間に外厩を使うか使わないかで結果が左右されます。
今回人気馬の中で在厩調整なのは
ソダシ
メイケイエール
この中間に天栄やしがらきへ短期放牧したのはたった2頭
インフィナイトとサトノレイナスのみ
どっちでしょう。
こっちです。
◎◎◎◎サトノレイナス◎◎◎◎
天栄×ルメール
そういうこと
先程も話しましたが、ルメールがいれば天栄馬はこのレースで無双できます。
馬券圏外になったのはロックディスタウンに騎乗した2017年のみで。それ以外はパーフェクト。
香港と被らなきゃグランアレグリアもこちらに出走してましたし、多分勝ってました。
元々は東スポ杯を使いたかったと言ってた国枝先生。それは今年も香港と日程が被ってルメールはアーモンドアイで香港Cが当初の予定だったのでサトノレイナスに乗れない。
それが香港じゃなくジャパンカップへ出走が決まり、同時にサトノレイナスはルメールで阪神JFへ行くと発表されました。
そういうこと。
アーモンドアイに変わる新たな女王は同厩舎から生まれる。
昨年リスグラシューが引退して同厩舎から怪物コントレイルが出てきたように。
アーモンドアイに変わる新たな女王出現
また天栄×ルメールで
はいはい。またお前ね。だから。